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SHUHEI MATSUYAMA

TouchDesigner最初の一歩② CHOPを使う

前回の①から続き、TD入門第2弾です。

今回は、複数のタイプのオペレーターを使って、プログラムを作ります。

その中で、値のエクスポートという手法を使います。

箱をつなぐの次に重要な要素になります。

1.自動で、画像を切り替えるプログラム

まず、Constant TOPを2つ作成します。

Constant TOPは単色の画像を生成するオペレーターです。

Colorのパラメーターを設定してそれぞれ、青と赤にします。

Colorの隣の色部分をクリックすると、カラーパレットが開きます。

次にSwitch TOPを作成します。

Switch TOPはその名の通り、切り替えをするオペレーターです。

TOPオペレーターですので、入力画像の切り替えをします。

先ほど作成した、Constant TOPをSwitch TOPへ繋いでください

Switch TOPの左の口がConstantの左の口より少し、広いことがわかりますでしょうか?

これは、 複数の入力を入れることができることを意味しています。

(Swtich TOPは無制限に入力を入れることが可能です。)

Switch TOPのパラメーターIndexのスライダーを動かしてみてください。

値が  1以下では青(入力1)、1以上では赤(入力2)になるはずです。

Switch TOPはこのように、入力を切り替えるTOPです。

次は、この切り替えをキーボードで行うようにしてみます。

ここで、値のエクスポートという手法を使います。

もっとも重要な要素ですので、しっかり覚えてください。

Keyboard in CHOPを作成します。

ここで使うのは「CHOP」というオペレーターです。

CHOPは波形や数値を扱うオペレーターです。 (TOPは画像を扱うオペレーターでした。)

CHOPは緑色をしています。

オペレーター作成ダイアログを開き、緑色のCHOPのタブをクリックしてください。

そこから、Keyboard in CHOPを選択し、作成します。

Keyboard in CHOPは文字通り、キーボードからの入力を出力するCHOPです。

デフォルトではキーボードの「1」キーの反応するようになっています。

「1」キーを押してみてください。[0k1],[1k1]と数値が変化します。

ここで、[0k1]は[0:値 k1:チャンネルの名前]を意味しています。(k1はKeyboardの1の意味です。)

次にキーボードの入力を先ほど作ったSwitch TOPの入力を変化させます。

先ほど、Switch TOPのスライダーをマウスで動かし入力を切り替えました。

つまり、この部分をマウスで手動で動かすのではなく、キーボードの入力にしたいわけです。

ここで、値の代入(値のエクスポート)を使います。

下の図を見てください。

まず、①の部分の+マークをクリックしてください。

オペレーターの枠が消えます。 (これをオペレーターをアクティブにするといいます)

次に、オペレーターの中心にマウスを持っていき、[0k1]の部分でドラッグしてください。

矢印マークになります。

この状態は、このCHOPの値をドラッグしていることを意味します。

(つまり、この値を目的のところに持っていけばいいのです....)

次に、Switch TOPへKeyboard in CHOPの値を代入します。

Switch TOPを選択してください。

この状態で、先ほどのKeyboard in CHOPの値をドラッグして、Switch TOPのindexパラメーターまで、ドラッグしてください。

Indexのうえでドラッグを離すと、図右上のダイアログができてきます。

ここでは、一番上の「Export CHOP」を選んでください。

値のエクスポートができました。

キーボードの1を押してみてください。

Switch CHOPの値に対応して、Switch TOPの画像が変化します。

これで、キーボードの入力によって、入力画像の切り替えプログラムができました。

このように、タイプの違うオペレーターは値のエクスポートを使ってつないでいきます。

試しに、Keyboard in CHOPの右の出口から紐を引っ張りSwitch CHIOPの入り口にドラッグしてみてください。

つながらないはずです。

このように、紐でつなぐことができるのは、同じタイプ(同じ色)のもののみになっています。

つまり。ダメなことはできないようになっています。

すでにお気づきかと思いますが、たくさんのオペレーターがたくさんの機能があります。

それらをつないでいくことで、プログラムができています。

コードで記述するプログラムと違い、デバッグで時間を取られる必要はありません。

自分でどんどんいろいろなオペレーターを試してみてください。

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